もうすぐ立秋だとゆうのに、連日、猛暑の日がつづいています。みなさまにおかれましては熱中症にもならず夏バテもせず、つつがなくお過ごしでしょうか。ここ数カ月、アキバで生活しておりますが、この地は暑い。コンクリとアスファルトに覆われた大地に潤いはなく、ビルのエアコンから吐き出される熱気が塊となって襲ってきます。先日、涼をもとめがてら上野の国立博物館にチャリンコでゆきましたら、正面前庭に萩が咲いていました。炎熱地獄のさなかなのに、もう、秋が静かに忍び寄ってきてるんですね。なんて、ちょっぴり驚いていましたら、「ゆとりちよだ」No.41が届きましたよ。さぁて、暑気を払うような情報は載っておりますでしょうか。
まず最初におすすめは、上野の東京都美術館で年末まで開催される「フェルメール展 光の天才画家とデルフトの巨匠たち」です。昨秋、「牛乳を注ぐ女」がやってきたとき、六本木へ観にゆきました。フェルメールの実物を観るのはそのときがはじめて。これがフェルメールか。恰幅のよい女性が永遠に牛乳を注ぎつづけているその静謐な絵は、光と影とのバランスが絶妙で、観ていると不思議にこころが落ち着きます。そんなフェルメールの絵画が7点も日本にやってくるんです。しかも5点は日本初公開ってんですから、これはもう、上野へゆかなくっちゃ。
テレビ東京が番組「美の巨人たち」のなかで、「絵画史上もっとも美しい女性の肖像画は?」というアンケートをとったところ、「モナリザ」を押しのけて、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」が、堂々第1位に入ったそうです。そーでしょうネ。あのつぶらな瞳の少女には逢いたいなぁ。2003年製作・映画「真珠の耳飾りの少女」でその少女を演じたのが、いまやハリウッドでもっともセクシーな女優との評判高いスカーレット・ヨハンソン。三軒茶屋の小便臭い映画館で観たけど、これはミスキャストぢゃないかしら。その当時でもヨハンソンは決して少女ぢゃない。フェルメール絵画そのものの凝ったライティングが印象的な映画でしたけど。
話が脇にそれてしまいました。フェルメールのあとは、15世紀イタリアルネッサンスを代表する画家・ラファエロです。といってもラファエロその人ぢゃなくって、ラファエロ以前の芸術に範をとれと、19世紀半ばに革新運動を起こした「ラファエル前派」を代表する画家・ジョン・エヴァレット・ミレイです。彼の代表作「オフィーリア」がやってきます。愛する人(ハムレット)に父を殺され、狂い水死するオフィーリア。柳の木の下で水面に浮かんでいる悲劇のヒロインは、先のテレビ東京のアンケートでは、7位につけています。初の本格回顧展となる「ジョン・エヴァレット・ミレイ展」。渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムでこの秋開催されますよ。
そのほかにも、いまやノリにノっている、劇作家にして演出家、役者、映画監督もこなす三谷幸喜脚本のアパッチ砦の攻防「戸惑いの日曜日」。例によってハチャメチャな集団劇が池袋のサンシャイン劇場で展開されます。竹内まりやがデビューして30年になるんだそうです。感慨深いものがありますね。彼女の曲と直木賞作家・唯川恵の小説が合体して「竹内まりやソングミュージカル 本気でオンリーユー」が渋谷のPARCO劇場
で上演されます。最近では、洋服屋のCMでしかお目にかかることがない「あやや」こと松浦亜弥が久しぶりに出演するそうなので、これは観ておいたほうがよいかも。あの美川憲一がシャンソンを歌うそうです。「柳ヶ瀬ブルース」、「さそり座の女」、「お金をちょうだい」のイメージが強すぎて美川憲一がシャンソンを歌う姿が想像できないのですが、もともと歌唱力のある歌手なので、これはお買い得かもしれませんね。銀座のル テアトル銀座で「美川憲一ドラマチックシャンソン2008」と題して歌います。「大老」といえば、幕末、桜田門外で水戸浪士たちによって殺された大老井伊直弼をだれでもイメージすることでしょう。そうなんです。その井伊直弼を中村吉衛門が演じます。北条秀司原作、5幕9場、休憩時間をいれて4時間を超える大作。隼町の国立劇場で上演されます。
今月号も話題満載の「ゆとりちよだ」No.41.岩本のみなさんには・・・おっちょこちょいとご本人がおっしゃる花澤さんがおもちになりました。おタノシミに。